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猟銃夫は凄腕スナイパー!300m先狙えた…居酒屋発砲4人死亡(スポーツ報知)

 大阪府羽曳野市の居酒屋で男が猟銃を発砲し直後に自殺した事件で、大阪市環境局職員・杉浦泰久容疑者(49)は店に入ってすぐ、妻(48)の母親の元羽曳野市議・田中美子さん(66)らを至近距離から狙い撃ちしたとみられることが13日、分かった。同容疑者は約20年の狩猟キャリアを持ち、所属していた猟友会の中ではトップクラスの技術レベルだったという。同容疑者は妻に暴力を振るっていたといい、離婚調停中だった。また、重体だった店の大家の上原浩人さん(49)が13日未明、病院で死亡。犠牲者は3人になった。

 杉浦容疑者が所属していた大阪府猟友会阪南支部の支部長(73)によると、同容疑者は約20年の狩猟キャリアがあり、20人いる支部員の中で技術レベルは5本の指に入るという。「3~5人で和歌山に出かけ、イノシシを捕った話をよく聞いた。2、300メートル先からでも獲物を一発で仕留める腕があった。それを人に向けて撃つなんて…」と、信じられない様子で語った。

 府警によると、杉浦容疑者は狩猟目的でライフルや散弾銃を計5丁所持。事件で使われた銃は2003年9月から所持の許可を府公安委員会から得ており、昨年6月の更新時には、家族内で暴力を振るっていないか妻らからも聞き取りをしたが、問題ないとしていた。

 事件直前、杉浦容疑者は離婚をめぐり田中さんらと口論していた。田中さんの勧めもあり、妻と結婚した同容疑者。しかし、暴力などが原因で離婚調停中だった。妻は昨年10月ごろ同容疑者と別居。田中さんに藤井寺市内のマンションにかくまわれていたことも、親族への取材で分かった。同容疑者は田中さんにたびたび「妻をどこへやった」と問いただすなどしてトラブルになっており、府警は妻を遠ざけようとする田中さんに殺意を抱き事件を起こした可能性があるとみている。

 現場となった居酒屋は離婚話が出る前から、妻と田中さんが営業。杉浦容疑者は店を手伝ったことがあり、妻らがいることを認識して押しかけた可能性がある。捜査本部は13日朝から妻らから事情を聞いているほか、現場検証して詳しい状況を調べている。

 杉浦容疑者の母親(77)らによると、同容疑者は堺市内の私立高校を卒業後に建設会社に就職し、トラックの運転手をしていた。1994年4月、大阪市職員になった。市環境局によると、数年ごとに市内5か所の斎場を異動し、昨年7月からは平野区の瓜破斎場で勤務。「同僚にぶっきらぼうな一面もあったが、ごく普通の職員で勤務態度に問題はなく、まじめだった」という。

 杉浦容疑者は妻と娘との3人家族。近所に住む女性は「だんなさんも奥さんも気がきつい者同士という印象。夫婦げんかで、だんなさんが生きている室内犬を奥さんに投げつけた、と聞いている」と話す。知人男性は「普段はおとなしかったが、冗談で『鉄砲撃ったろか』ということもあった」と振り返った。

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