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「チカチカ」目立つ灯台 横浜港「街明かり」対策(産経新聞)

 街明かりに埋もれがちな大都市の港の灯台を見付けやすくするため、点灯方式を一新する計画が動き出している。古くなった蛍光灯がちらついて目障りに感じることに着目し、小刻みに点消灯を繰り返すことで気づきやすくするというものだ。海上保安庁は先月から横浜港の大黒埠頭(ふとう)で実験を始めており、効果が確認できれば全国に広げる方針。

 「フリッカ灯火」と呼ばれる新たな点灯方式では、0・4秒の間に4回ほど素早く点滅させる。0・4秒の間に1回だけ長く点灯させる従来の方式とほぼ同じ電力量で、より目立たせられる利点がある。点消灯を素早く切り替えられるLED(発光ダイオード)の普及が実現を後押しした。

 海上保安庁が灯台の点灯方式の見直しを検討し始めたのは昭和45年ごろにさかのぼる。高度経済成長に伴い、港湾部の街明かりが増加。近年は夜景のライトアップも一層盛んになり、背景のビル光や街灯に邪魔されて灯台の光が見付けにくい、という声が船舶関係者から寄せられていた。

 船は入港の際、左手に緑色の灯火を、右手に赤色の灯火を確認することで正しい航路を知るが、船側が灯台の光を凝視し続けるのは前方不注意となる危険が大きい。海上保安庁は「事故は報告されていないが、進路に迷ったり、直前で障害物に気づいてヒヤリとした経験がある航海士は少なくないのでは」とみている。

 このため、海上保安庁は52年には横浜・本牧埠頭に塔全体を光らせる灯台を設置したが、電力消費量が多く費用がかさむため広まらず、平成17年からは省電力で目立つフリッカ灯火の実験を重ねてきた。

 横浜港での実験は2月1日までの予定。定期運航する漁船や旅客船などに見やすさを聞き取り調査し効果を検証する。

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